★ 自動車 保険 ★
カリフォルニア州での自動車保険制度の説明です
☆
車のオーナーは必ず自動車保険に加入しなければなりません
☆
これは法律で義務付けられています。ロサンジェルスでは4人に1人は
保険に加入していないと言われていますが、確かに保険料は他州と比べると
割高です、しかし何が起こるかわかりません。自分が気を付けていても
事故は起こるものです。万が一のことも考えて保険には必ず加入しましょう。
ここに保険の種類を列挙、ならびにその解説をします。
まず保険会社から探すことになりますが、アメリカに住んで日が浅い
人とか、言葉に自信のない人などは保険会社に直接連絡を取るよりは、その
保険代理店に頼んだ方がいいかもしれません。代理店には日本人スタッフも
勤務している会社もありますから、保険の内容やら金額など細かいところまで
説明してくれます。どこの代理店がいいのかは一概には言えませんが、何か
起こったときにきちんと対処してくれる代理店がいいでしょう。
● LIABILITY (損害賠償責任保険)
これがカルフォルニア州では加入が義務付けられています。
この保険は過失が自分にあり、相手を死傷させるような対人事故や
相手の車などの所有物を破損した場合などの対物事故を起こしたときに
賠償責任が自分に責任があるときに、その賠償金を保険限度額内で
保険会社が支払います。その掛け金の最低リミットは
- 対人 $ 15,000
- 対物 $ 5,000
- 一事故 $ 30,000
決して掛け金は高くはありませんが、もちろん掛け金を上げることも
出来ます。会社である程度の地位についている人や家族持ちの人などは
掛け金を上げていた方がいいかもしれません。
● UNINSURED MOTORIST
(無保険者保険)
過失が相手側にあり、相手側が無保険者しかも支払う能力がない場合に
保険会社が加害者に変わり支払います。4人に一人は保険に加入して
いないのが現状ですから入るのにこした事はありません。
● PHYSICAL DAMAGE (車両保険)
自分の車に懸ける保険です。過失の有無に関係なく車両損害を保険会社
が支払います。これには免責額 (DEDUCTIBLE) というのがあり、
車両損害を免責額を差し引いた金額を保険会社が支払うことになります。
もちろん免責額が低くなればなるほど保険も高くなります。自分の車の
価値から懸けるかどうか判断したほうがいいでしょう。
☆ 保険料は何を基準として決められているのでしょうか? ☆
- ● 年齢、性別
男性の場合25歳以下、女性の場合21歳以下は割高です。統計的に
事故率が高いのでこの年齢を基準としているようです。
- ●運転年数
運転年数が3年未満だと割高です。日本での運転年数を考慮してくれる
保険会社は希です。
- ● 事故、違反歴
保険料を左右する一番の要素です。事故違反歴が多いと保険料が高く
なり、保険会社では受け付けてくれないところもあります。3年間
無事故無違反だと保険金額はグッドドライバーとして安くなります。
● 所有車
車両保険に加入するときに左右される要素となります。所有車が高価
であれば、もちろん保険金額も高くなります。また、スポーツカー、4WD
などの車も普通車と比べると割高になります。
● 住所
この住所によって保険金に差が出てくるというのは、今改正されようと
していますが、ここには従来までの基準を説明してみます。
一般に交通量が多い地域、犯罪率の高い地域は保険料が高めです。
例えばロサンジェルスから離れれば離れるほど保険金は安くなります。
しかし、どの地域が安くて、高いのかというのは保険会社により
基準が異なりますので一概には言えません。
● 割引制度
保険にも幾つかの割引制度があります。ここに幾つか列記してみますが
この割引に関しても保険会社により適用されたり、されなかったり
するのであくまでも参考にして見てください。
● Good Driver Discount
無事故無違反で、しかも長年運転歴のある
人に適用されます。基本は3年間です。割引幅は約20%。
● Multi Car Discount
所有車が2台以上の場合に適用されます。
割引幅は約5〜10%。
● Alarm Discount
車に盗難防止装置を付けている場合に
適用されます。
● Good Students Discount
成績が優秀な学生に対して適用されます。
☆ 万が一事故にあったときの対処の仕方 ☆
- 車の安全確保
慌てて道路には飛び出さない。ハザードランプを点滅させて事故発生を
他車に知らせ、二重事故発生を回避するよう処置を取る。ガソリンが
漏れている場合には火災発生に十分に気を付ける。
- 怪我人救護
怪我人がいれば救急車(911)を呼び、周りにも助けを求める。
適切で迅速な行動を努める。
- 警察への連絡
大きな事故、怪我人がいる場合、相手側が非協力的な場合は速やかに 警察を呼ぶ。警察官にはあいまいな言動は避け、事故の詳細と、自分の主張ははっきり
述べる。
- 相手側との情報交換
加害者、被害者にかかわらず情報交換する。
必要情報は
- 氏名
- 住所
- 電話番号
- 免許証番号(本人であるかの確認)
- 車の
- メーカー名
- モデル
- 色
- 登録ナンバー(普通17桁の数字と
アルファベットの組み合わせ)
- プレートナンバー
- 保険会社名と電話番号ならびに担当者
その場で相手の書類にサインをしたり、自分の過失を認める
ような発言は裂ける。
- 事故状況の記録
いつ、どこで、どのように事故に遭遇したのか、その時のスピード
停車位置、ストリート名など出来るだけその時の状況の記録を取る。
- 目撃者の確保
目撃者の証言を取り、その方の氏名、連絡先を確保する。
- 車の移動と修理
必要ならば車を修理工場へ運ぶ。基本的にはどこの修理工場へ運んでも
構わないが保険会社の承認なしでの修理着工は止めること。必ず
保険会社からの承認を得ること。
- 保険会社への事故報告
自分の保険会社または保険代理店への連絡を速やかに行う。連絡後
保険会社からの指示を仰ぐ。事故後に関してのことは事故解決まで
進行内容などを記録に逐一記録しているとよい。
※ カルフォルニア州では事故発生から10日以内に過失の有無に関係 なく$500以上の物損事故を起こした場合には、D.
M. V (Department of Motor Vehicles)に SR フォーム(Report of Traffic Accident)を提出する義務があります。
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