★ 簡単な自動車講座 ★
メーター類
Combination Meter
Speed Meter :
速度表示機: 車の速さを知らせるメーター。どの車にも必ず付いている。
アメリカではマイル/hの表示。
Odometer :
走行距離計: 新車の時点からの総合走行距離をカウントする装置。
トランスミッション出力軸の回転がスピードメーターケーブルにより
メーター内に導かれてギヤ駆動し、カウントするシステムになっている。
Trip Meter :
トリップメーター: オドメーターのすぐ近くにあって、手動でゼロにして
走行距離が計れるメーター。目的地までどれくらいの距離であるか簡単に
計れるので便利
Tachometer :
エンジン回転計: エンジンの回転数を知らせるメーター。
エンジン破損につながる過回転を防ぐために、これ以上回転を
上げない方がいいと示すのがイエローゾーン。さらに危険な回転域がレッドゾーン
Oil Pressure Gauge :
油圧計: 潤滑の働きをするエンジンオイルの循環圧力を表示するゲージ。
Heat Indicator :
水温計: 油温計またはテンプラチャーゲージともいう。エンジンの冷却の
ために水と油が役立っているが、それらの温度状態を示す。
Fuel Gauge :
燃料の残量計: 燃料の液面に浮かせたフロートにより残量を計る。
Ammeter :
Voltmeter :
エンジン構成部品
Gasoline Engine :
基本原理は空気14に対してガソリン1の割合で霧状にして吸収し、
それを8〜10倍に圧縮して、電気火花で点火すると爆発的に燃焼しエネルギーを得る。
主要構造部品
Cylinder Block :
シリンダーを持つエンジンの本体となる部分エンジン部品はこれに組み
付けられる。シリンダーは筒を意味する。
Cylinder Head :
シリンダーにふたをするようになる部分: 吸排気計、バルブシステム、燃焼室、
スパークプラグがあり、エンジン性能を左右する主要部分が集まっている。
Cylinder Head Gasket :
シリンダーブロックとシリンダーヘッドを密閉するための耐熱性の板状の物。
エンジンの冷却がうまくいかないとオーバーヒートになり、それがひどい状態に
なるとこのガスケットが抜けて、エンジン焼き付きの原因となる。
Head Hover :
シリンダーヘッドの上部にあるふた。エンジンルーム内で目に見えて
わかるカバー。
Oil Pan :
エンジンの下部をふたする部分: オイルを溜めておくのでオイルパンという
吸排気系
Air Cleaner :
空気浄化装置: 吸気の入り口にフィルターを設けて異物やホコリ、ゴミの侵入を
防ぐ装置。
Intake Port / Exhaust Port :
シリンダーヘッドにあり、各シリンダーのバルブから出ている円筒状の吸気、
排気の通路部分
Intake Manifold / Exhaust Manifold :
多気筒エンジンでヘッドから外側の吸排気管のマニホールド(多岐管)。
Exhaust Pipe :
排気マニホールド以降の排気ガスの通る管。マフラーまでつながる。
Muffler :
消音機。排気の爆発音のエネルギーの圧力変動を打ち消し、吸収させて音を
静かにする装置。
ピストン、クランク系
Piston :
シリンダーの内側で上下して吸気から排気までの力を伝える部品。たとえば
6,000回転では一分間に6,000回往復する部品である。
Con-Rod :
クランクとピストンをつなぐ連結棒。ピストンで発生した力を
クランクシャフトに伝える。
Crankshaft :
エンジン動力を取り出す軸。一気筒ごとにあるクランクはコンロッドで伝えられる
往復運動を回転運動に変える働きをする。この主軸の一回転がエンジンの一回転
になる。
Flywheel :
クランクシャフトの後につける鉄のはずみ車。エンジンの爆発力は各気筒に順に
発生するがクランクシャフトに伝わる力にはムラが出来る。これを重い鉄の
フライホイールの慣性力でなめらかにする。走行中にも加減速がやりやすいように
エンジン回転を短期間だけ持続させる。
燃料系
Carburetor :
Injector :
燃料噴射ノズル。燃料と空気がよく混ざるように細かい霧状にする構造。
Fuel Tank :
ガソリンタンク。燃料(ガソリン)を入れておくタンク。
Fuel Filter :
燃料濾過装置。燃料に含まれているゴミを濾過する装置。
Fuel Pump :
点火系
Igniter :
Ignition Coil :
点火コイルのこと。12ボルトの電圧を150から200倍にあげるコイル。
Distributor :
点火用の電流を各気筒に分配する装置。各気筒の点火タイミングに合わせて
分配される。
Spark Plug :
電装系
Battery :
蓄電池のこと。電力を発生しながら充電もおこなう。電圧は12ボルト。
Alternator :
交流式発電、充電機のこと。通常エエンジンの動力をベルトでとり。走行中に
バッテリーを充電している。バッテリーに充電する前に直流12ボルトに整流。
Fuse :
過電流が流れた時に電流が切れるようにする安全装置。バッテリーからすべての
電装部品に行く前に負荷に応じた容量のヒューズが付いている。
Ignition Switch :
エンジン点火装置のスイッチ。スターターモーターのスイッチも兼ねている。
Starter Motor :
エンジン始動用モーター。バッテリーの電気で回転する。バッテリーの電気が
弱いと回転力がでない。別名セルモーター
冷却系
Radiator :
Water Pump :
強制的に冷却水を循環させるポンプ。このポンプはエンジンの
クランクシャフトの回転を減速してファンベルトで駆動している。
冷却ファン :
ラジエターは走行中は風を受けるが低速、停車中にはそれが期待できないので
ファンで空気の流れをつくる。このファンにはエンジンの回転をベルトで駆動する
方法と、電動式のファンがある。電動ファンは水温の上昇により自動的に作動する。
Coolant :
Thermostat :
エンジンが冷えている状態では冷却水の循環を止め、適当な温度になったら冷却水を
流す調節をする自動バブル。
潤滑系
Oil Filter :
異物の浄化装置。エンジンオイルは繰り返し潤滑に使用するため、
金属の摩耗した粉末や外部からの異物が混入する。そのままでは潤滑効果が弱まる
だけでなく、オイルも劣化するので循環の途中で浄化する装置。
Oil Pump :
エンジンオイルを循環させるためのポンプのこと。オイルパンに溜められて
いるオイルはフィルターを通って各種のベアリングやピストン、カムシャフト、
バルブ系などを潤滑する。
Oil Level Gauge :
Oil Pressure Regulator :
パワートレイン(動力伝達装置)
クラッチ:
回りはじめたエンジンは、車が一時停止や変則している間も動いている。
その動力を切ったり、つないだりする装置がクラッチである。人為的に
行なう車がマヌュアル車、そのわずらわしさをなくしたのがオートマ車。
トランスミッション:
変速機のこと。車は停止の状態では抵抗が大きく、回転しているエンジンも
低回転のときは力が強い。そのためエンジンの回転ギアによる減速で遅くして、
同時に強くしてタイヤに伝える仕掛け。トランスミッションはギヤを何段か組み
合わせて発進から高速まで適当な力を伝導する。
AT :
自動変速機のこと。運転するために必要なギヤチェンジの操作を自動化した
もの。トランスミッションとクラッチの機能も一緒になっている。
4WD :
デフ&ドライブシャフト:
車は動力の伝達は決まっている。エンジン〜クラッチ〜トランスミッション〜
ファイナルドライブ〜ドライブシャフト〜ホイール〜タイヤの順である。
Trans Axle :
トランスミッションとファイナルドライブの合成語で、トランスミッションと
ファイナルドライブが一緒になっている物。
Diff / Differential Gear :
どちらも ファイナルドライブのことをさす。構造は4枚のベベルギアをかみ合わせてあり、
その両端に左右の車軸が付いている。この4枚のベベルギアのケースはファイナルドライブの
クラウンギアに取り付けられて一緒に回転する。カーブ走行で一方のタイヤ車軸回転が
遅くなれば、相対的に反対側は早く回転する。この装置がないとタイヤは回転出来
ずにブレーキになってしまう。
Propeller Shaft :
フロントエンジンで後輪駆動の場合車体の床下をトランスミッソンから
ファイナルドライブまで長いシャフトで力を伝えなければならない。この働きを
するのがプロペラシャフトである。
Joint :
トランスミッションとシャフト、シャフトからファイナルドライブと動力と伝える
ためには連結しなくては
ならないが、エンジンは振動するし、リヤアクセルは上下に振動するので固定は
出来ない。そのためそれぞれの連結部分に回転しながら自由に動く継ぎ手の
役割をするのがユニバーサルジョイントという。
Drive Shaft :
Axle :
車軸のこと。axleとは軸の意味で、運転席のアクセルペダルのアクセルと間違えない
こと。前車軸をフロントアクセル、後車軸をリヤアクセルという。
サスペンション
Suspension :
日本語で懸架装置という。その重要な機能は路面からの衝撃を直接
ボディーや乗員に伝えずに保護し、同時に操縦性、安定性に大きな影響を及ぼす
部分である。
Damper :
ショックアブソーバーともいう。この役割は車体が上下に動き続けたり、振動を
弱めることである。ダンパーは車輪と車体の間に配置され動きに対する抵抗で
スプリングが伸縮するとその動きを止めようとする。
Coil-Spring :
はがねの丸棒をぐるぐるとつるまき状に巻いたばねで、もっとも多くの車に採用
されている。ばねの硬さは丸棒の太さで決まり、太ければ硬い。また、巻き数が
多ければ柔らかい。
Swing Arm :
Suspension Arm :
ホイールの動きをコントロールする腕の働きをする部材でコントロールアームとも
いう。上下で一体になっているアームでは上がアッパーアーム、下がローアーアーム
という。
ステアリング
Steering :
いわゆる車のかじ取り装置のことで、タイヤ・ホイールの方向を変える
働きをするもの。
Rack & Pinion :
小歯車とラックによるステアリング装置。ステアリングホイールに結合している
ステアリングシャフトの端に小歯車(ピニオン)があり、ピニオンは歯をきざんだ
丸棒(ラック)にかみ合っている。ステアリングを回すとピニオンが回転し、
ラックを左右に動かす。このラックの動きをタイロッドで車輪に伝え、車輪が左右に
向きを変えられる。
Power Steering :
ステアリングの操作力を油圧によって補助する装置。そのためダライバーはハンドル
操作が軽く、操作力の負担が軽くなる。この油圧はエンジンによって駆動される
ポンプによって作られるので、エンジンが回っていないと作動しない。
Steering Shaft :
ステアリングホイールの回転を、ステアリングギアボックスに伝えるシャフトのこと。
Steering Linkage :
ステアリングリング装置。車の進行方向を変える装置の中で、ステアリングギアから
の力をフロントホイールに伝えるメカニズムの総称。
Steering Wheel :
車の進行方向を変えるかじ取りホイール、いわゆるハンドルのこと。
ブレーキ
Brake :
制動装置のこと。車は止まる能力が必要となる。停止する時にはそのエネルギーが
熱となるので、冷やすことが制動能力を左右する。
Disc Brake :
車輪と一体で回る円盤型のディスクを、摩擦材を張り付けたブレーキパッドで
両側から締め付けるブレーキのこと。ディスクを締めるパッドはピストンに
よって押されるが、これらを収容しているのがキャリパーと呼ばれるものである。
ディスク面が空気中にさらされているので冷却がいい。
Drum Brake :
車輪と一体となって回転する筒型のブレーキドラムに、内側から摩擦材を張り
付けたブレーキシューを押し付けるブレーキのこと。ブレーキシューを拡げて
ブレーキドラムの内側に押し付けるのは小さなピストンでそれは油圧で動く。
油圧はベレーキペダルを踏むことによりコントロールされる。
Parking Brake / Side Brake :
車を長期間停めておく場合に使用するブレーキのこと。
常時使用するブレーキとは独立した回路を持つ。通常のブレーキは油圧で前車輪に作動
するが、パーキングブレーキは前輪または後輪の2輪のみにワイヤーやリンケージ
によって機械的に作用する。
Engine Brake :
ブレーキ装置としてのブレーキではないが、エンジンの圧縮圧力を利用しての
ブレーキのこと。例えば下り坂などでギヤを一速落として、エンジンをタイヤ側から
駆動する状態にし、エンジンによって得られる制動力を利用しスピードコントール
する。
Hydranlic Brake :
もっとも一般的な油圧ブレーキのこと。液体(ブレーキフルード)を
利用し各車輪に平均した制動力を伝えるブレーキのこと。その作動は、
1:てこを応用したブレーキペダルを踏むことによって、踏力の3−5倍の力で
マスターシンダーを押し、油圧を発生させる。
2:マスターシリンダーで発生した油圧は各車輪のキャリパーやホイールシリンダー
に伝えられる。
3:伝達された油圧は、キャリパーやホイールシリンダー内にあるピストンを押し、
ピストンはパッドやブレーキシューをディスクやドラムに押し付けて制動力を発生
させる。
4:マスターシリンダーからの油圧は各々のホイールシリンダーに均一に伝えられる
ので片効きや引きずりもない。
Anti-Lock Brake :
電子制御によって、すべりやすい路面などでブレーキングしてもタイヤを
ロックさせず、車体の方向安定を保つ装置
ブレーキの主要構成部品について
brake Pedal :
人間と機械の接点でもあるペダルのこと。てこの作用を利用し踏力の3−5倍の力を
マスターシリンダーに伝えるのがこの役目である。
Master Cylinder :
ブレーキペダルの踏力を油圧に変換する装置。この中にブレーキオイルと
ピストンが入っている。ここから油圧はブレーキパイプを通りホイールシリンダーに
伝えられる。
Wheel Cylinder :
15−25mmほどの小さなシリンダーにピストンを2個持ち、ブレーキドラムの中に組み
込まれているこのピストンの力でブレーキシューをドラムに押し付ける。
Brake Shoe :
ブレーキドラムの内部に配置された、鉄製の弧型をした部品で、摩擦材が取り
付けられている。ブレーキシューはホイールシリンダーの油圧によってブレーキドラム
に押し付けられる。油圧が開放されると元の位置に戻る。
Brake Lining :
Brake Pad :
平らなバッキングプレートに摩擦材(ブレーキライニング)を張り付けたもので、
ディスクブレーキブレーキのキャリパー内に組み込まれている。これを
ディスクローターに押し付ける。
Caliper :
ディスクブレーキの主要部分で、ブレーキをかけるとディスクを締め上げ制動力
を発生させる装置
Disc Rotor :
ディスクブレーキの主要品で、鋳鉄製の円盤のこと。ここにブレーキパットが
はさむことになる。
Brake Fluid :
油圧式のブレーキやクラッチの作動液として油圧の伝達に使われるオイル状の液体。
タイヤ
Tire :
車で路面と接触している部分がタイヤである。これはもっとも大切な部品である。
★タイヤのサイズ表示
例えば 195 / 60 R 14 85 Hという表示の意味は
195 : タイヤ幅(195mm)
60 : 偏平率(60%)
R : タイヤ構造(Radial)
14 : 適合するリム径(14インチ)
85 : 許容荷重コード
H : 速度記号(H=210km/h)
Wheel Alignment :
タイヤが路面との関係によってどのように車体に取り付けられているかろ表すもの。
ホイールアライメントは車の走行安定性、操縦性、タイヤ摩耗などに大きな影響
を与える。
Wheel :
タイヤを保持するリムと車のハブに取り付けられるディスクを合わせて
ディスクホイールと呼ぶ。タイヤはディスクホイールに組み付けられ、空気を入れて
初めてその機能を発揮するものでありタイヤに作用する力はすべてディスクホイール
を通じて車に伝えられる。
Rim :
ディスクホイール(ホイール)の一部で、タイヤが取り付けられている部分。
Balance Weight :
タイヤ・ホイールに重量のアンバランスがあると回転する時、遠心力により回転軸が振れる。
そこでそのアンバランスを打ち消すために、ホイールにバランスウェイトを
取り付けて平衡を保つ。
Wheel Balance :
リムに組み付けられたタイヤの重量の釣り合い(バランス)をいう。高速回転で
走行するタイヤにバランス調整は不可欠である。
Hub :
Valve :
タイヤへの空気の出し入れをする口。バルブシステムと呼ばれる口金の中に虫
(むし)と呼ばれるバルブコアを入れたもので、バルブコアは小さなパッキングを
バネで押して空気をシールしている。このバルブは精密に加工された部品である
ため、ゴミが付着するとエア漏れの原因となる。バルブには必ずキャップが必要。
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