California Drivers Handbook



その他
        ― Miscellaneous

身分証明(ID)カード
        ― Identification (ID) Card ―


    DMVは身分証明(ID)カードを発行しています。 カードはプラスチックでスクラレ、大きさと厚みはクレジットカードと同じです。 このIDカードは透明のホログラムで完全に包まれ、安全の手段としてDMVの語標と州の紋章が透かしで見えるようになっています。

    DMVは、年齢の制限なくこのIDカードを発行しています。 これを取得するには、合法的所在証明/誕生証明書類、例えばあなたの名前、年齢、生年月日を証明出来るような米国出生証明書のようなものを必ず提出してください。 それからソーシャルセキュリティー番号を証明する書類も提出してください。 普通のIDカード取得料は$6です。このカードは発行後六年間有効となります。

    もしあなたが62歳以上であれば、シニアシティズン
【SENIOR CITIZEN】 と書かれたIDカードを取得できます。 この取得料は$3で十年間有効となります。

    移転した場合、10日以内に新しい住所をDMVに知らせなくてはなりません。

    個人でDMVに来て移転届け用紙に記入出来ない場合は、電話か手紙で知らせてください。 その場合、IDカードに明記されているあなたの名前と証明書番号そして、あなたの古い住所と新しい住所を知らせてください。 アパートの番号またもしあればモービルホームの敷地番号も加えてください。 所有していれば自動車の情報も書き入れてください。

    届け先の住所は


DMV
P.O.Box 942890
Sacramento, CA 94290-0001

    Mag StripeのIDカードであれば、磁気の付いたテープの上には糊の付いたものを貼ってはいけません。 新しい住所を小さな紙にタイプかペンで書いてサインをし、日付を入れてください。 この紙をIDカードと一緒に持っておくこと。 もしあなたが個人でDMVの事務所に行くことが出来るのなら、DMVの係員が住所変更証明書 (DMV書式DL43)を作成してくれます。 これをIDカードと一緒に盛っておいてください。 この方法での住所変更手続きは無料です。




身体的、精神的患者への無料IDカード
        ― Free ID Cards for Physical and Mental Conditions ―


    DMVは身体的
【physical】 または精神的事情 【mental condition】 のために、もう安全に運転が出来なくなった運転者に対して、有効な運転免許証と引き換えに、無料でIDカードを支給します。 詳しくは最寄りのDMVオフィスで尋ねてください。【Please call your local DMV for additional information】




IDカードの氏名変更
        ― Change of Name on ID Cards ―


    もしあなたの名前が変わりましたら、新しい身分証明カードが必要となります。 古いIDカードを持って自分でDMVの事務所に行ってください。 請求された料金を支払い、新しい写真と親指の指紋が採られます。 あなたの古いIDカードは返却されません。
    もし運転免許証も持っているなら同時に変更届けを出します。IDカードと運転免許証の名前が異なる証明書を一緒に持つことは出来ません。




医療インフォメーションカード
        ― Medical Information Card ―


    どこのDMV事務所でも、血液型
【blood type】、アレルギー 【allergies】、医者の名前 【name of your physician】、その他の医療関係のインフォメーション 【other medical information】 を記入した無料のカード (DMV用紙DL390 【DMV form DL 390】)を入手出来ます。 これを運転免許証かIDカードと一緒に持っていてください。【It can be carried along with your DL/ID card】




臓器提供者 (生命の寄贈プログラム)
        ― Organ Donor (Gift of Life Program) ―


    もしあなたが少なくとも18才なら、死亡後、医療目的
【medical transplantation】 のために自分の身体 【body】、その一部 【body parts】 または心臓のペースメーカー 【pacemaker】 を寄贈することが出来ます。
    DMVは運転免許証かIDカードと一緒に持てるように寄贈者カード(DMV用紙DL290)をあなたに渡します。 そしてそのステッカーを運転免許証やIDカードの表に張ってください。 このカードはあなたが寄贈をしたくないことを示すためにも利用できます。




指定運転者プログラム
        ― Designated Driver Program ―


    指定運転者プログラム
【The Designated Driver Program】 は、反−DUI 【anti-DUI】 の努力で行われています。 これは災難の危険性の高い飲酒運転 【drinking driver】 を回避する建設的な解決法を採用したプログラムで、好評です。 このプログラムの目的は、一人の人に外出の際、アルコール類の飲み物を避けてもらうように勧め、グループの安全な運搬役の責任を取ってもらうことです。 多くの許可を受けた飲食を共にするところでは、このプログラムに参加し、その人にはアルコール分のない飲み物、その他の推奨品を無料で与えています。

    指定運転者と参加する人は

    ● 必ずCA州の有効な運転免許証を持っていること
【Must possess a valid driver license】
    ● 必ず21才以上であること
【Should be at least 21 years of age】
    ● 二人以上のグループの一人であること
【Must be part of a group of two or more persons】
    ● アルコールなどを提供するところで自分が指定運転者であるということを言葉で伝えること
【Must verbally identify himself or herself as the designated driver to the server】
    ● 外出期間中アルコールの入った飲み物を必ず避けること
【Must abstain from consuming alcoholic beverages for the duration of the outing】
    ● 健全な損傷の無い運転者であること
【Must not be an otherwise impaired driver】
    ● サービス業の経営者がどんなときでも、誰にでも提供するのを拒否する権利を持っているということを理解していること。
【Must understand that management reserves the right to refuse service to anyone at anytime】
    過去十年間、DUIに関係した死亡が大変少なくなってきています。 指定運転者のようなプログラムがこの傾向に貢献しています。 指定運転者プログラムの成功は個人、個々の企業、そして地方の関係官庁との協調精神のよい例です。

指定運転になろう

Graphic used to promote use of a designated driver




外交官用運転免許証
        ― Diplomatic Driver License ―


    米国国務省
【Office of Foreign Missions of the U.S. Department of State】 の外国大使館局外交官自動車課 【Diplomatic Vehicle Office】 より発行された有効な外交官用運転免許証 【diplomatic driver license】 を持っている、非居住者はCA州運転免許証の条件から除外されます。




自動車学校
        ― Driving Schools ―


    あなたが受ける運転教習
【driver training】 は、あなたの運転の仕方に一生影響を及ぼします。 運転教習を受ける場合は、公立高等学校 【public or private high schools】 、またはCA州公認の自動車学校 【state licensed professional driving schools】 で的確な教習を受けるべきです。

    CA州の自動車学校やその教師は
【Professional schools and instructors】、厳格な資格基準を満たしたあとにDMVからの許可を受けています。 学校は損害賠償保険 【liability insurance】 を掛け、債務保証 【bonded】 をし、DMVの検査に備えて完全な記録を保管 【maintain complete records for DMV inspection】 しておかなければなりません。 教習用の車は六ヶ月毎に検査されます。 教師は三年毎に筆記と運転の資格試験に合格するか、交通安全の分野で教育を続けているという証拠を見せなければなりません。 自動車学校で運転を習うときには、教師の身分証明書を見せてくれるように頼むとよいでしょう【ask to see the instructor’s identification card】




熟練運転者プログラム
        ― Mature Driver Program ―


    熟練運転者プログラム
【The Mature Driver Program】 はいくつかの保険会社が提供しているもので、55才以上の運転者のためにもうけられた8時間コースのプログラムです。 熟練運転者になるための興味をそそる色々な話題を含んでいます。 健康と運転操作 【Health and driving performance】、薬の運転への影響 【effects of medications on driving】、視力と聴力の減退に対する補強 【compensating for vision and hearing impairments】 などはクラスで学ぶ僅かな例です。

    保険者は、このクラスを修了して修了証明書をもらう人には割引をしてくれます。




郵送による運転免許証の更新
        ― Renewal by Mail ―


    多くの運転者は試験なしで郵送による運転免許証の更新をしています。

    次の事項に当てはまるならば可能です

    ● 免許証が70才になる以前に切れる

    ● 仮運転免許証を持っていない

    ● 過去三年間、運転記録にFTA(召喚状を受けていながら法廷に出頭していない) を犯したことが一度もない

    ● 過去二年間に違法なBAC値や、科学的または予備的アルコールテストを拒否したり、完結しなかったために運転免許証停止処分にあっていない

    ● 運転記録に一ポイント以上の交通違反点をもらっていない

    ● 四年間もしくは五年間の延期をまだ二回連続で更新してもらっていない運転者




一般に公開されている情報と機密になっている記録
        ― Availability of Public Information and Confidentiality of Records ―


あなたの記録は公のものです。
【Your Record Is Public】

    あなたの運転免許記録にファイルされているインフォメーションのほとんどは一般に公開されます。 あなたの住所は、法の取り締まり機関
【law enforcement agencies】、裁判所 【courts】、その他の政府関係機関 【other govern-mental agencies】、そしてある民間企業 【certain commercial】 の要望によってのみ与えられます。 警察 【Police】、保険会社 【insurance companies】、その他は毎年、何十万という運転者の記録を調べます。 あなたの郵便の住所 【mailing address】 が実際に住んでいる住所と違えば、機密の制約が少し緩和され、正当な理由でインフォメーションを求めているならば、要求者に対して与えられる場合もあります。 住んでいる住所で受けている場合は、郵便のための住所をDMVに与えるのはあなたの選択によります。 しかし身体的、または精神的な運転者の状態は機密となっています。

    自分の運転記録のコピーはどこのDMVの事務所でも僅かな料金で入手することが出来ます。 そのインフォメーションを得るためには、身分を証明する有効な書類が要求されます。

    交通違反で有罪になると裁判所はDMVにその旨を通知します。 その有罪はあなたの運転記録に残ります。 裁判所に出頭しないで罰金を支払うと有罪として扱われます。 少年裁判所もまた交通違反の有罪をDMVに知らせます。








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