★California Drivers Handbook★
車の問題部分の処置
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Handling Equipment Problems ―
ブレーキが利かなくなる
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もしブレーキが急に利かなくなったら ―
●ギヤを低速に変える
●ブレーキを何度も早く強く踏んで、ブレーキの液体の圧力を上げるように試みる。
滑り防止装置(ABS)を備えた車の場合は何回もブレーキを踏まないこと。
●駐車用ブレーキを入れる。 しかし車が横滑りをし始めたらすぐに駐車用ブレーキを外す。
●まだ車を動かしたり、方向を変えることが出来ることを覚えておいてください。
車を藪や何かやわらかいものの方向にもって行くことが出来るのです。
●警笛を鳴らし、ライトを点灯させ、他の運転者に警告します。
●進行方向を変えなくてもよくなったらエンジンを止めます。
タイヤがパンクする
― もしタイヤが急にパンクしたら
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●しっかりとハンドルを持って、前に向かって真っ直ぐに動くようにする。
●ゆっくりと速度を落とす。
アクセルからゆっくりと足を離す。 しかしブレーキを使用してはいけない。
●車道から離れたところにゆっくりと停車する。
●ほとんど止まりかけたら、ブレーキを掛ける
パワーステアリングが利かなくなる
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もしエンジンが止まり、パワーステアリングが利かなくなったら ―
●両手でハンドルを握り、車を道路の端に向けるために地川をこめてハンドルを回す。
●車を止める。
もし、あなたの車がパワーブレーキなら力いっぱいブレーキを踏まなければなりません。
●再びエンジンを掛け、注意しながら前進する。
ヘッドライトがつかない
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もし夜にヘッドライトがつかなくなったら ―
●制光装置(ディマー)を試してみる。 こうすればだいたいの場合ヘッドライトが再びつく。
●ヘッドライトのスイッチを二、三回試してみる。
●それでもダメな場合は、駐車灯、緊急点滅灯、または方向指示灯をつける。
●出来るだけ早く車を車線外に出し、緊急点滅灯をつけておく。
自動車のボンネットが開く
― もし急にボンネットが開いたら ―
●速度を落とす。
●ボンネットの下の隙間から前方を見る。
もしそれが出来ないのであれば:
●窓から顔を出し、ボンネットの周りから前方を見る
●道の中央線か車線を手がかりにする
●出来るだけ早く車を道路の外に出し、緊急用点滅灯をつける。
アクセルペダルが引っかかる
― もしアクセルペダルがひっかるのなら ―
●ギヤーをニュートラルの位置に変える
●ブレーキを踏む
●目を道路から離さない
●事故の回避方法を考える
●緊急用の点滅灯などを点滅させて、他の運転者に警告する
●車を運転して、道路の外に安全に出す
●進行方向を変える必要が無くなったとき、エンジンを切る
泥や雪に入り込む
― もし車が泥や雪に入り込んでしまったら ―
●ギヤーを低速に変え、前輪を真っ直ぐにする
●ゆっくりとアクセルを踏む
●車輪が空回りするのを避けること。 出来るだけ前方に車を動かす
●ギヤーをバック(後進)に入れ、出来るだけゆっくりと後退する
車輪を空回りさせないこと
●再びギヤーを低速に変え、前進する
●この前進ー後進の前後運動を、車が動くようになるまで繰り返す
●深い泥や、雪の中では、板や木の枝などをタイヤ下に敷いてみる
タイヤが空回りしているときには絶対にこれをしてはいけない。
雪や泥の中に入る前にタイヤにつけるチェーンをつけましょう。いつもこのチェーンを車の中に準備しておくなら、このような事態に陥ることを避けられます。
車が加速状態で滑り出したら
― If You Get Into An Acceleration
Skid ―
加速的に祖べり出すのは、普通後輪だけの問題で道路の表面と接点をタイヤが失ったときに起こります。 車のコントロールを失わないためにはアクセルからゆっくりと足をはずし、車体が真っ直ぐに戻るにつれて、ハンドルを戻してやること。
ブレーキが掛かったままで滑り出したら
― If You Get Into A Locked Wheel
Skid ―
この種の滑走は速い速度で走っているときに、急にブレーキを掛けて車輪が固着するときに発生します。 車はあなたがブレーキから足をはずして、車輪の固着を無くさない限り、ハンドルをどちら側に回しても滑っていきます。 車体が真っ直ぐに戻るにつれてハンドルを真っ直ぐに戻していく。 そして安全に車を運転続けられる安全速度までゆっくりと速度を落とします。
ハンドル固定装置
― Steering Wheel Locking Device ―
車が動いているときには絶対にイグニッションを回して、エンジンを止めてはいけません。 エンジンを止めるとハンドルを切ろうとしてもハンドル固定装置が働いてコントロールを失います。
衝突事故を回避するために、防御的運転をする
― Drive Defensively To Avoid
Accidents ―
防御的運転とは何か? それは生存するための技法です。 危険な運転者や酔っている運転者、悪い天候と混雑した交通が原因となって起こる衝突事故などから自分を防御することです。
防御的に運転することとは:
●前方を見る
●前を進む車とあなたの車の間に距離を置く
●目を使って常に周囲を見る
●逃げ道を考えておく
●他の運転者があなたを見ていることを確かめる
前方を見て、目を動かし続ければ危険をもっと容易に見つけられるはずです。 危険を見たら何をするか決めて行動をする。 “待って様子を見て” いてはいけません。 “どうにかなる” などと思ってはいけません。
路上で遊ぶ子供達はあなたを見ていないかもしれません。 自転車に乗った少年があなたの前に出てくるかもしれません。 あなたの車線側で、車のドアを開けている人があなたを見ていないかもしれません。
衝突事故を起こした場合、法的には間違いを犯していなくても、衝突事故を防ぐことが出来たかもしれないのにそうしなかった、という倫理的に間違いを犯しているかもしれません。 防御的に運転していれば、ほとんどの衝突事故は避けられるということを覚えておいてください。
あなたは “危機一髪” で助かったり、衝突事故に遭遇したりしたときのことを一つ一つ考えるべきです。 どんな間違いをしたのか、だれの誤りであったのかを考えてみること。
事故や事故になりそうな状態を回避することが出来たか。 どんな間違いを犯したのか。 このような質問をしながらどう運転の習慣を改善すべきかを検討すること。 こうすることによって、あとでもっと大きな衝突事故を回避することが出来るかもしれません。
衝突事故の最も一般的な原因
●安全でない速度 【Unsafe
speed】
●道路の反対方向を運転する 【Driving on
the wrong side of the road】
●正しくない曲がり方 【Improper
turns】
●先行権の法則を破る 【Violation
of the right-of-way rules】
●停止標識や信号に違反する 【Violation of
stop signals and signs】
衝突事故のときの身の安全
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事故のおける身の安全の対処法 ―
ほとんどの運転者にとって衝突事故を避けるために先ずすることはブレーキを掛けることです。が、時々これが車輪を固着(ロック)させてしまい (ABSがない車のこと)、 車が滑り始め自体を悪化させてしまうことがあります。
衝突事故を避けるために三つのことが出来ることを覚えておいてください。
●素早く停車する
●曲がる
●加速する
素早く停車すること
素早く停車するためにブレーキを掛けます。 車が滑り出したら、ブレーキから足を離し、それから何度も軽くブレーキを踏みます。 この“パンピング”という動作でブレーキを掛けます。 車が停車するまで、この“パンピング” をします。 ABS付き(滑り止め装置付きブレーキ)の場合はこの動作は必要ありません。
曲がる
停車する時間のない場合には曲がること。 そうするより仕方がなくて場所があれば、道路の外に逃げ出しましょう。 道路の外に逃げる方が、他の車に衝突するより良いからです。 曲がるときはブレーキを踏まないようにしなさい。
ときには加速することにより衝突事故を免れることがあります。 この方法は、他の車が横から、あるいは後ろからぶつかろうとしている時に効き目があります。
衝突事故を免れることが出来なければ、出来るだけのことをして自分を守るしかありません。
後ろからぶつけられそうな場合
他の車にぶつかっていかないようにブレーキを踏む準備をする。
横からぶつけられそうな場合
ハンドルにしがみつきなさい。 車体に投げつけられるのを防ぐことが出来るかもしれません。
前方からぶつけられそうな場合
肩からの座席ベルトをしている場合は、手と腕とを使い顔をおおって守りなさい
肩からの座席ベルトをしていない場合は、座席に身体を投げ伏せて、ハンドルの支柱や、フロントガラスにぶつからないようにします。 (シートベルト着用は義務付けられてます)
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